インドネシアのモールで出店してみた【体験談】

月に1.5万円の賃貸商売

オンラインで日本の除菌剤を販売し、月に数千円の利益を貯金し続けること約1年。20万円ほど溜まったので、次は実店舗を開店することに。オンラインショップの運営をやってくれているインドネシア人の友人と一緒に出店を目指します。

まずは、店舗探し

店舗もネットで探すことができます。「SEWA TOKO」などのキーワードで検索すると、いろいろ出てきます。
(ちなみに、SEWAはレンタルという意味。TOKOはお店。)

小さなスペースのお店ならば、年間20万円以下のお店は沢山あります。

利用したサイトはOLX。個人間売買のサイトです。

https://www.olx.co.id/

よさそうな物件を発見

  • 2X2Mの小さなスペース。
  • 周りは、携帯ショップやパソコンショップが多い。
  • すぐ近くに、ATMやトイレもあるので、人通りが見込める。
  • 一年で、15,000,000ルピア(約11万3千円)の賃貸料。
  • 月払いでもOK!1カ月1,250,000ルピア(約9,500円)。
  • 近くには、ホテルあり、マンションありと好立地。

2021年1月に友達とモールの下見に。

映画館、レストラン、洋服屋さん、スーパーもあり、なかなかよさげ。

次の週に、モールの管理会社を訪問。

開店までに必要なことをヒアリングしました。まずは、申請が必要です。

出店申請

申請には以下を準備します。

出店申請書類

  1. お店のデザイン画像
  2. 申請書
  3. デポジット(1,250,000ルピア)開店後、返金。
  4. KTP(インドネシア人のIDカード)
  5. NPWP(納税者番号カード)

1.のお店のデザイン画像は、3Dできれいなものを作らないといけません。モールのマネージメントから紹介されたデザイナーは、750,000ルピアで対応してくれました。3回まで、デザイン変更可能とのこと。

エクセルで、家具の配置等を伝え、受付の机はネットから拾って、デザイナーにイメージを伝えました。

デザイナーから受領の画像

デザイナーから届いた写真がこちら。丁寧に、人間の写真まで追加してくれています。このお店のデザインとその他の書類等を準備して、モールマネージメントへ提出。

IDカードなどは、インドネシア人の友達のものを提出。

申請後、約1週間くらいで、申請受理の連絡が来ました

出店準備

その後は、開店のための準備が必要となります。

開店までの準備は、大きく2つ。

  • 1つは、モールのマネージメントへの開店申請。
  • もう一つは、お店の家具の準備。

開店申請書類

開店申請では、以下のものが必要となります。

  1. デポジット5,000,000ルピア(約3万8千円)
  2. 営業許可申請
  3. モールへの家具運搬の申請

またまたデポジットが必要となります。これは、契約期間の1年間より前に解約したい場合は、全額没収。また、解約時に壁などの修繕が必要となった場合に、修繕費用を差し引かれて返金されるそうです。

内装・家具準備

お店の家具は、最小限に。以下は、アイテムと実際の費用です。

  1. 看板:300,000ルピア
  2. 受付用の机:1,500,000ルピア
  3. 椅子3つ:300,000ルピア
  4. 収納棚:1,200,000ルピア
  5. 電気配線:250,000ルピア

家具類は、すべてトコペディアで購入。

看板は、ステッカーを作成し、それを貼るタイプ。マネージメントにステッカー屋さんを紹介してもらい、(何度もリスケされた後)貼ってもらいました。

電気配線は、マネージメント側からうるさく言われ、電源から必ずパイプを通して配線し、コンセントも4つまで。。。などなどの決まりの説明を受けました。
こちらもマネージメントから紹介されたおじさんにやってもらいました。

いよいよ開店

モールから営業許可が下り、いよいよ開店へ。

数日で、家具運びから看板設置、配線設置を済ませたのが2月後半。

そして、2021年2月24日(水)にプレオープンすることに。

通常、お店にはバイトのおばちゃんが一人で店番をしますが、初日は私とビジネスパートナーの友達も参加し、3人でスタートしました。

ちなみに、おばちゃんの給料は、一カ月2,000,000ルピア(約1万5千円)。友人に相場を聞くと、2,000,000ルピアとのこと。

おばちゃんに「それでいい?」と聞くと、「いいよ」とのこと。しかし、それだけだとかわいそうなので、バイクの駐車場代は出してあげることに。

また、販売量に応じてボーナスも追加することに。

インドネシアのモールの小さなお店や、屋台で働く人たちはフルタイムで、月に2万円以下で働いているようです。

「自動除菌」をキャッチコピーに加湿器をアピール

本当は、利益率の高い除菌剤だけを売りたいのですが、周りがケータイやパソコンと、ガジェットの多い場所であること。また、見知らぬ除菌剤だけだと、お客様から興味を持ってもらえないだろうという考えから、オシャレな加湿器を前面に出して、除菌剤はおまけという形で販売を開始しました。

加湿器を使う中で、除菌剤が無くなれば、除菌剤だけ買ってもらいたいという戦略です。

商品と価格はこんな感じ。

現在モールに開店して約1か月ですが、薄利の120,000ルピアのUSB加湿器ばかりが売れている状況。。。

今後、どうにかしていかないといけない。早速テコ入れが必要な状況です。

毎月安定した収入が欲しいので、サブスクリプションビジネスを考えています

今考えているのは、加湿器のレンタル。ビジネス戦略を考えます。

参考記事
>> 【経営戦略】インドネシアで加湿器のレンタルをはじめてみた