ワッツアップ最強説【インドネシアのトレンド解説】

ワッツアップウェブインドネシアのトレンド

インドネシアでは、メールアドレス絶滅?

グーグルマップから顧客リストを作成するにあたり、気付いたことがある。
それは、グーグルマップにも、ホームページにも、ほとんどの企業がメールアドレスを載せていないこと。
兎に角メールを送りまくって、営業しようと考えていた自分としては、誤算だった。

現在の主流はワッツアップ(Whatsapp)

メールの代わりにどうやってコンタクトするか。

その答えは、ワッツアップ
どのお店も、ワッツアップでチャットや通話ができるようになっている。ワッツアップならば、割高な通話料はかからず、インターネットのデータ通信料で割安チャットや電話ができる
また、ワッツアップならば、インドネシア人もレスポンスも早い
日本を10年離れた自分には分からないが、日本もLINEで受付や外部とのコンタクトをするのだろうか。
ワッツアップでも、コピペでメッセージを送りまくれば、確かにメールのように営業は出来そう。また、メールは、たくさんのCCメールや広告メール等に埋もれる可能性があるが、ワッツアップでは、その心配もない。未読、既読状況も分かり、メールよりも相手との心理的距離が近いように感じる。
よって、これから始まるワッツアップ営業で顧客獲得が上手くいけばいいのだが。。。

チャット好き、SNS好きなインドネシア人

昔からインドネシア人はチャットが大好き。人口が世界4位のインドネシアは、フェイスブック、インスタグラム等、人気SNSは世界でもトップのユーザー数を誇る。

2010年代はBBM

私がインドネシアに来た2011年の携帯電話市場は、圧倒的にブラックベリーの天下であった。
そして、ブラックベリーのメッセンジャーサービスであるBBM(インドネシア語ではベーベーエム)で、みんなチャットをしていた。

2010年代は電話番号交換時に、BBMのPIN(自分のアカウント番号)を交換することが一般的だった。
時代がスマホに移り変わってきた2010年台半ば頃、人々はアンドロイドのスマホを持ちつつ、もう一台チャット用にブラックベリー端末を持つという2台持ちが多かった
しかし、2021年現在、BBMでチャットをすることは無くなった。

懐かしのブラックベリー端末

BBMからワッツアップへ

2020年代は、完全にBBMからワッツアップに完全に移行した。
アプリとしてスマホでBBMも使えるが、もうほとんどの人が使っていない。
フェイスブック傘下のワッツアップは、最強。
電話番号=ワッツアップ番号となり、携帯電話購入時から既にワッツアップはデフォルトでインストールされており、設定の手間がかからない
ワッツアップならば、グループを作って複数人でチャットが出来るし、写真や動画も送りあうことができる。
また、インスタグラムのストーリーのような機能もあり、自画撮り好きなインドネシア人と相性が良い。ストーリーにいろんな写真を載せて、それに対して友達からツッコミやコメントを貰って、ワッツアップのチャットで盛り上がる。そんな毎日だ。

かくいう私も、毎日ワッツアップを使っている。

ワッツアップは生活インフラ

QRコードをワッツアップアプリからスキャンすれば、どのパソコンからも直ぐにチャットができる

ワッツアップは、パソコンのブラウザ上でチャットをすることができる
Whatsappウェブというサービスを開き、出てくるQRコードをスマホから読み込めば、パソコン上で直ぐにチャットを開始することができる。

>>ワッツアップウェブのリンクはこちら
今どきの子供たちと違って、アラフォーの私は、パソコンの方が快適だ。スマホだと、タイプミス等が気になるし、下を向いて縮こまった姿勢になるので、疲れる。
そのため、デスク上ではいつもパソコンからワッツアップをしている。
そういえば、今住んでいる近所の自治会のワッツアップグループに入っている。最近は、コロナワクチンの話題や、ゴミ出しの日の連絡など、いろんな情報が自由に送られてくる。昨日は、ご近所さんが、誰かが出前で注文したジュースが間違えて配達され、「このジュース誰の~?」というメッセージがグループ内に送られてきた。

それくらいインドネシアでは、ワッツアップが生活でも仕事でも必要な生活インフラになっている

コメント

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