最近、市民開発者(Citizen Developer)が増えているそうです。
市民開発者というのは、IT担当やシステム屋ではない人が業務改善のためのアプリ開発を行う人です。
最近、プログラムコードを書かずに簡単にアプリを作ることが出来るため、このような人が増えてきています。
アプリ作成が簡単になりましたが、エクセルにスキルレベルがあるようにアプリ作成にもスキルレベルがあります。
しかし、単体のリストのアプリ化ならば誰でもできます。
単体のリストとは、従業員リスト、顧客リスト、保守用チェックリストなどです。
もう少しスキルがあると、リストとリストを繋いだり、アプリから見積書や請求書を作ることもできるようになります。
■アプリ化のメリット
データをアプリで取扱うことにより様々なメリットがあります。
以下4つのメリットをご紹介します。
最新データを共有
エクセルでは、複数人が管理ファイルをコピーし、最新ファイルが分からなくなることがあります。
しかし、アプリならば常に最新版を共有できるようになります。
データ整理
データには、それぞれの列でデータ形式を揃える必要があります。
例えば、エクセル表の金額など数字を記入する列に「なし」と文字列を記入することはNGです。
集計時にコンピューターが正しくデータを読み込めない為です。
その点、アプリのデータ入力では、誤ったデータ形式では入力できないなど、データ形式を正しく入力する仕組みがあります。
その為、正しく整理された状態でデータ保存ができます。
自動化
データが正しい形式で保存されると、コンピューターがデータを読み込めるようになり、自動化の幅が広がります。
「リアルタイムのレポート作成の自動化」「定期的にデータを監視し、NGがあれば自動でメール報告」など、システムが人の代わりに作業を行うことができます 。
データ保護
エクセルでは、個人レベルで重要データを簡単にコピーできます。
一方、データをアプリ化するとデータ利用は簡単になりますが、データコピーは難しくなります。
よって、情報漏洩の観点からもデータ保護が強化されます。
■市民開発者になる
マイクロソフト365やGoogleアカウントをお持ちでしたら、アプリ作成の環境は整っています。
マイクロソフトならばPowerApps、GoogleならばAppSheetでアプリ作成ができます。
それぞれの公式サイトでサービスの使い方が解説されています。
また、ブログやユーチューブでも使い方の解説が沢山あります。
是非、とにかく見て触ってみてください。
また、私の方でオンラインでデモも可能です。
その場で即席のアプリを作成することも可能です。
ご興味がございましたら、ぜひご連絡ください。