世代論【私の経験】

しゃべり場人生論

1983年生まれの自分は、現在ミレニアム世代と呼ばれるらしい。現在の人口の中でも消費が大きく、企業にとっては大事な世代であり、あらゆる商売でターゲットにされる。と認識している。

テレビはずっと我々向け

思えば、子供の頃から大切にされていたような気がする。
子供のころの「なんとか戦隊」や人気アニメは、平日の7時くらいのゴールデンタイムに放送されていた。ゴールデンタイムには子供にチャンネル権が与えられ、大人たちはそんな子供たちと一緒にテレビを見ていたり、新聞を読んだりしていた。
高校生くらいの頃は、我々と同世代の人が出演する番組が多かった。「学校へ行こう」や「しゃべり場」などは、好きで見ていた。
しかし、今ではどうか。子供番組は、日曜日の朝に追いやられ、ゴールデンタイムは我々「オジサン、オバサン」向けの番組ばかりだ。その為か、現在の日本の子供たちは賢く、素直で、決まりを守る子が多い気がする。
また、こんな状況では、若者のテレビ離れも、当たり前。しかも、最近ならばテレビ以外の娯楽は無数にある。平日の夜の娯楽は、テレビである必要はない。

日本は成熟した国?

海外から改めて日本を見ると、日本という国自体が、年齢の高い人が多く成熟しているという印象を受ける。それは、素晴らしいことのように見える一方、自殺者や引き籠りが多いというデータから見ると、生きにくさを感じる人も一定数いることも事実だと思う。
私自身も友達2人を自殺で亡くした

  • 1人は、私が大学生の頃。彼は、1歳年下の後輩。
  • もう一人は、私が社会人になった頃。彼は、2歳年上の海外旅行で知り合った旅仲間。

教育制度もインフラも整った日本で何故自殺者が多いのか。私には理由は分からないけれど、「自殺」という選択肢以外の無数の選択肢について知らない人が多いことは、事実だと思う。

日本人は海外で活躍できる素質がある

日本人のパスポートは、世界最強。それは、日本という国が多くの国に信頼され、「日本人ならOK!」と受け入れてくれる国が多いということ。
また、日本人の教育レベルは、世界的には高め。もちろん上には上がいるのだろうが、教育レベルの低い国からしたら「日本人はすごい!」という国もたくさんある。普通の日本の教育を受けた、普通の日本人であるだけで、多くの人の上に立てる力が日本人にはある
特に、日本で暮らした人が現在のインドネシアに来れば、無いものだらけだろう。「日本のアレがあったらいいのに」とか、「日本のあのサービス」がどうして無いんだとか、いろんなことに不満になるかも知れない。

しかし、それは、チャンスということ

もっと便利な道具やサービスを知っているからこそ、足りないものが分かる。そして、その便利なものは、他の国の人たちも好きになる確率が高いものである。
それをあなたが持ち込めば、現地の人も喜ぶかも知れない。そして、あなたもそのビジネスによって裕福になるかも知れない

日本人は頭がいい

私がインドネシアに来た2011年。私のインドネシア人の運転手が言っていた。
(彼は、昔から日本人のドライバーを担当し、デヴィ夫人も見たことがあるらしい。)

「日本人は頭がいいから、商売が上手でお金持ち」

20台後半の何も持っていない当時の私からしたら「全員じゃないよ」と思った半面、インドネシアとう新興国で、ドライバーという最低賃金の仕事をしている彼から見れば、確かに日本人である私は無限の可能性を持っているのかもしれないと思えた。
あれから10年。現在の私は、まだまだお金持ちでは無いけれど、いろんなスモールビジネスを立ち上げ、数万円ならば簡単に生み出せる程度にはなった。
そして、今は月に2万円で働いていた高卒のインドネシア人とモールで実店舗経営をしている。

彼女は、お金が無い為、高校には行けず、中卒でお菓子屋さんやお手伝いさん、モールの小さなブースでたこ焼きを焼いたりして、お金を貯め20代後半に再び学校に通って高校卒業資格を取った苦労人。真面目だけど、今までチャンスが無かった。

そんな真面目な人がインドネシアにはたくさんいる。

スモールビジネスの経営が今、ものすごく面白い!

店舗出店2か月目で大赤字だけれど、これをどう成功に導くか。それを考えて、すぐに実行できる。(何故なら、人件費もモール賃貸料も安いから。)そんな環境が有難い。