海外就職は簡単です。
どうしてかというと、世界の主要都市には、多くの日系企業が進出しており、現地で日本人を探している企業は多くあります。また、企業と求職者を結ぶ転職サービスも日本から来ており、日本語で仕事探しができます。
私も2011年にインドネシアに移住すると決めたとき、まず日本で転職サイトに登録しました。
私が登録したのは、JACという海外の転職サイトでした。
当時、インドネシアから日本の担当者が東京にきて面接する場があり、それに参加しました。
(現在では、ZOOM面接などで対応しているようです。)
そこで、インドネシアにも日本人の求人がたくさんあることを知り、インドネシア移住を決めた経緯があります。
・JAC
・OSセルナジャヤ
・パソナ
・アイコニック
1.世界の主要都市に日系企業が進出している
2.日系企業は、日本人の求職者を探している
3.よって、海外でも日本企業に就職することで海外に転職できる
英語力はどれくらい必要か
心配事の一つに言葉の問題があると思います。
しかし、それほど完璧に準備しなくても、海外で職を得ている日本人はたくさんいます。
日常会話程度ができれば、採用してくれるところは多いです。
ちなみに、私は、当時ニンテンドーDSの「えいご漬け」というゲームがあり、ずっとそのゲームをしていました。
電車の中や家でやって、半年後くらいには最高レベルまで到達していました。
ゲームなので、それほど頑張った感はありませんでした。
ちなみに、移住時点でTOEICは500点。
その前は大学生の時に受けたテストが200点くらいだったので、大幅アップでした。
日常会話は出来るくらいになっていました。
今は、ユーチューブ等で無料で学習することができますし、会話相手が欲しければSNS等で外国人と簡単につながることができます。また、チャットならばすぐに翻訳も出来ます。
無料で、楽しみながら自分のペースで英語漬けな生活を作ることができます。
海外に行けば、24時間その国の言葉を聞き続けることになります。(寝てる場合を除いてですが)
今はユーチューブやNetflixなどで、簡単に英語漬けな環境を作ることができます。
ちなみに、海外に駐在している日本人もそれほど英語ができる人はいません。
日系企業の現地従業員ならば、日本人に慣れていてカタカナ英語を理解してくれます。
一方、現地に住みながら現地語をマスターする日本人が多いです。
・完璧に語学を準備する必要はないが、日常会話程度の英語力は最低限必要
・日本にいながら外国語を見聞きする環境を作り、工夫して無理なく習得することを推奨
費用はどれくらいかかる?
私は、引っ越しに10万円くらいかかりました。引っ越しと言っても、物が少なかったので引越し業者には頼まず、郵送しました。(引越し業者の方に家に来てもらい、見積ってもらいましたが、物が少ないので郵送を勧められました)
それ以外に日本で100万円準備していきました。飛行機の移動代と、現地で仕事が見つかるまでの生活費に充てました。(東京ージャカルタ間は往復で8万円ほど)
しかし、現在はZOOM面接などもあり、日本からオンラインで面接し採用することもあるようです。
よって、内定をもらってから移住すれば、それほど費用は必要ありません。
上手くやれば、20-30万円くらいあれば、移住は可能です。
海外移住のメリット
私の体験をもとにお話しします。
2.海外経験が自分のスキルとなる
3.日本という国を外から見る視点ができる
4.「外国人」として生活することで、世間体を気にすることなく生活できる。
5.自分の時間ができる
1.「海外の日本人」という付加価値のある人材となる
大多数の日本人は日本に住んでいます。
その中で海外に住んでいる日本人は少数派となり、海外に住めば勝手に付加価値が生まれます。
また、「海外に住む」ことに対する日本人のイメージは、「大変そう」「難しそう」「英語が出来ないといけない」等、勝手に難しそうなイメージをしてくれるので、海外に住むだけで「スゴイね!」となります。
実際は、日本で生活するのと変わらない感覚で、毎日を送っているのですが(笑)
2.海外経験が自分のスキルとなる
上記同様、日本人は、海外経験に対し「スゴイ!」「行動力がある!」と考えてくれます。
また、現地で外国語や英語をマスターしていれば、バイリンガル(日本語と英語の2か国語話者)やトリリンガル(日本語と英語と現地の3か国語話者)となり、他の日本人との差別化ができます。
私の友人は、中国からインドネシアに来て、日本に返って転職した際、大手外資系企業で年収1000万円の職を得ました。
インドネシアでは、20万円くらいの給料でしたが(笑)
3.日本という国を外から見る視点ができる
日本とインドネシアは、似ているところもあり、対比しているところもあります。
人や文化はとても似ていると感じます。謙虚さや優しさは、やはり同じアジア人だと感じさせてくれます。
一方、国の状況は対比的です。日本は高齢化で、人口減少中。インドネシアは、今がベビーブームで、人々は若く未来に希望を持っています。
日本も高度経済成長の頃やバブルの頃はこのような国の雰囲気だったんだろうなと思いながら、変わりゆくインドネシアを見ています。
好景気の中で生活するのは悪くないです(笑)
4.「外国人」として生活することで、世間体を気にすることなく生活できる。
同じ民族同士だと、細かいことが気になってしまうことがあります。
例えば、挨拶の仕方や言葉遣いなど、同じ民族で細かい意思疎通ができるからこそ、意図せず相手に不快感を与えたり、怒らせたりすることがあります。
しかし、相手が外国人となれば、多少の間違いはスルーしてくれます。
また、現地人がみんなやっている仕来りや文化も外国人だから、他の人と同じことをしなくても咎められることはありません。
世間体から自由になる事が出来ます。
5.自分の時間ができる
インドネシアでは、あまり忙しい人を見たことがありません。
世界中の駐在所をよく知る商社マンにとっても、インドネシアは楽園の国の一つのようです。
時期によっては忙しく夜遅くまで働くことがあるかも知れませんが、基本的には定時の17時か18時には帰れます。
また、インドネシアでは日本人に車と運転手が支給されるため、移動中もスマホやパソコンを使うことができます。
私自身は平日はジムで運動しています。女性の友人は、ヨガ教室などに行っています。
ちなみに、当地では副業は一般的です。以前勤めた会社では、人事部長が幼稚園を経営していたり、週末は旅行代理店をやっている事務のおばちゃんがいたりと、副業は当たり前の世界でした。
その為、私も日本からの調達案件やシステム開発案件を受注して、副業をやっていました。
海外生活のデメリット
一方、デメリットは個人的には日本の友人との繋がりが途絶えることです。
今の時代、SNS等でコミュニケーションはできますが、やはり物理的な距離があると関係性が薄くなりがちです。
そのため、私はなるべく意識してフェイスブックやインスタグラムを更新して、友人たちから忘れられないようにしています。
その他、危険ではという意見もあるかも知れませんが、私自身危険な目にあったことはありません。
インドネシアは、テロや過激なデモ、地震などの自然災害等が日本でニュースになりますが、私も日本の友人から聞いて知るくらいのレベルで、生活の中で危険を感じたことはありません。
危険な時間に危険な場所に行かなければ、大丈夫です。また、それは日本でも同じことです。
まとめ
個人的に、人生の中で海外に住む経験はした方が良いと考えています。日本は特に鎖国していた時代があったからか、自国が世界のすべてと考える人たちがたくさんいます。しかし、実際の世界は違います。
最初は戸惑うこともあるかと思いますが、そんな外の世界に身を置いて、経験することは、人生の宝になるのではと思います。
幕末の維新志士のように海外で学んで、その後、日本で活躍するでもいいですし、日本に疲れて自殺を考えたりするくらいなら、海外逃亡や海外引きこもりもありだと思います。
最近オリエンタルラジオの中田さんがシンガポールに移住しましたが、上記のとおり、誰でも海外でも就職は可能ですし、まずは転職サービスに登録して相談することをおススメします。
その後のビザや住宅などの相談は、全部転職サービスの企業が手厚くサポートしてくれますので、ご安心を。